鳥瞰図制作:北海道地図(株)
創成イーストのジオ(GEO)
道都札幌の基盤は、
千年単位の時間をかけて豊平川が石狩平野に広げた扇状地。
18世紀にさかのぼると、暴れ川だった豊平川の流れは西にあり、
いまの伏籠川となる川筋を本流としていた。
そして19世紀初頭。
豊平川は大氾濫を起こして東に流れを振り、中流域はほぼいまの川筋になる。
西側に取り残されたかつての河道をアイヌの人々は
フシコ・ペッ(古い・川)、フシコ・サッポロ(古い札幌川)などと呼んだ。
近代の苗穂地区は、この古い川、伏籠川の源流域にあたる
豊かな水脈の地だった。