生まれ変わった4・6地区

北ガスアリーナ札幌46(札幌市中央体育館)

「スポーツ元気都市さっぽろ」の基盤づくり

札幌市スポーツ局
スポーツ部施設課 施設係長

廣瀬元彦

札幌市の体育館の中で最大の規模を持つ中央体育館は、1966年に開館した旧施設(大通東5)の老朽化に伴って、この再開発の地に新築移転されました。延べ面積にして3倍ほど大きくなり(約1万5千㎡)、最大2500席の観客席をもつアリーナでは、バスケットボールやバレーボールであればコート3面、バトミントン16面、卓球42面などを取ることができます。武道も重視してきた中央体育館ですから、その精神を継承して、相撲、剣道、柔道、弓道などに対応した専用施設も整備されています。
市民の老若男女が誰でも気軽にスポーツを楽しむ機会と機能を提供するのが公共体育館の役割ですが、都心近接の立地を活かして、ここではバスケットボールやバレーボールなどのプロスポーツのゲームも観戦することができます。
さらにこの体育館は、札幌市の基幹避難所という側面も持っています。災害時には武道の施設空間を転用し、避難された方々(地域避難所想定290人+帰宅困難者100人)が三日間安全に過ごせる水や食料、自家エネルギーをもち、加えて、帰宅困難者などの一時避難所としても活用されます。

札幌で唯一常設の「土俵」が設置されている。ジムやウエイトリフティング、弓道、ボクシング、柔道・剣道・空手の武道場といった多様な専用スペースを備える。災害時には3つの武道場をつなげて避難所として活用できる。

北ガスアリーナ札幌46(札幌市中央体育館)外観

北ガスアリーナ札幌46(札幌市中央体育館)外観

避難所としての備蓄倉庫

避難所としての備蓄倉庫